2011ツール事件簿

わからない用語は用語集にのってるかも



第14ステージ

ピレネー最終戦は6つの峠を越える難関ステージ。
山岳ジャージ、ステージ優勝、そして総合成績争いと、それぞれの戦いが激化することは間違いなさそう。

チームケツ顎

スタート直後に即エヴァンスがバイク交換。
ポジショニングがおかしかったとのことだが、今大会ここまで不気味なほどトラブルのなかったエヴァンスだけにやや不安な出だし。

もうどうでもいいのれす

レース序盤からLLサンチェス、シャバネル等を含む20人の大集団逃げが決まる。
流石に今日こそはもうジャージムリと踏んでいるのか、ユーロップカーは集団コントロールを何時にも増してやる気がない。
というか逃げ集団にシャルトーを紛れ込ませている始末w
そしてゲルデマンとフォイクトさんを送り込み、ケルメ作戦する気まんまんのレオパードw

「待たせたな!」「お疲れ」

20人の逃げ集団に4人の追走集団が合流。
追いついてきたピノーと、逃げに入っていたシャバネルがガッチリ握手w

なんでもほしがる

最初の2級山岳、中間スプリントポイント、1級コル峠と全て1位通過はFDJドラージュ。
チームメートのロワの水玉ジャージを守りつつ、賞金もコツコツ稼ぐ。

これにて閉店

残り77キロ、逃げとのタイム差が9分を越えたあたりで集団の主導権はレオパードにチェンジ。
これでパカーの集団コントロールは見納めかw

一人また一人

レオパードの強烈な牽きに集団の人数も徐々に削られてゆく。
1級アニェス峠の登りで餌食になったのはAG2Rロッシュ。

たかがメインカメラを

アニェス峠下りでテンダムがコースアウトして落車。
海老蔵「ヒゲですね」その判別方法は正しいがそれでいいのかw
そのテンダムは顔面強打した模様で鼻からかなりの出血。
リタイアを心配する声も挙がるが何とかレースに復帰。

火花は出ませんでした

3級山岳の長い下りでフォイクトさんが曲がりきれずピョンと跳ねて山菜。
大きな怪我なくスタスタと登ってくる姿に一安心。
とはいえ、下が草と茂みという幸運に助けられたこともあり、崖じゃなくてよかった…と胸を撫で下ろすスレ民…
と言うや否や、追走を焦ったか再度の落車。
流石に苛立ちを隠せないか、バイクカメラにフランス語で「消えうせろ!」と吐き捨てるw

スイスのTTマシーン発進

プラトー・ド・ベイユ直前のわずかな平坦区間でレオパードの牽きはカンチェラーラにチェンジ。
逃げ集団が牽制気味なこともあったが、一人で差を一分詰めてお役御免。

ピレネー決戦最終章

プラトー・ド・ベイユの入り口でレオパードが猛烈なペースアップ。
ジルベール等が早々に千切れる中、レオパードは落車から合流したフォイクトさんがまだ牽いている。まさに不屈の闘志の走りであっという間に集団を30人ほどに絞り込む。
そしてヘーシンクはいつの間にかボトル運び役に。
マルティンは今日も遅れる。残念ながら表情は映されませんでした。

エンドレストレック

更にレオパードはケルメしてきたゲルデマンがもうひと牽き。
とはいえここまで残った精鋭ばかり、そう簡単にはふるい落とせない。
兄弟はがっちりコンタを挟み込むようにしてマーク、ヴォクレールもアシスト2枚残して何とかマイヨをキープしたい動き。

ガーミン♪

突如ガーミンが鬼牽き開始。アロヨ等が千切れてしまう。
ダニエルソンの総合成績と、チーム総合を稼ぐためのものか。

シャンソン

いまいち普段のジャージと見分けのつかない新人賞ジャージFDJジャヌソンも脱落。

ワンツースリー

残り10キロからアンディが三度繰り返しアタック。
いずれも一度は離すが結局は決定打とならず合流。

はなまるあげるのれす

ユーロップカーはヴォクレールをローランが今日もアシスト。
ヴォクレールが厳しそうになれば、自ら前に出て楽になりそうなペースを作るアシストの鑑。

牽制の隙に

兄弟アタック→追いつかれる→牽制を繰り返す間に残り距離が減ってゆく。
その牽制の隙を狙ってロットのヴァネンデールがアタック、総合で遅れている選手なので集団は容認。
ヴァネンデールは最後まで逃げていたカザールをキャッチ、区間優勝へ一人ひた走る。

ついに

残り6キロでクネゴの様式美発動。
グランツール諦めたよ宣言をしておきながらも結局狙う気マンマンだったクネゴ、結局今年も遅れる。

GJ

残り4キロでSサンチェスのアタック、とうとうローランが遅れ…かけるが戻ってくる。
ヴォクレールのアシストとして、一選手として、特筆に価する走り。

余裕の構え?

残り3キロで集団はペースダウン。
特にここでコンタにトドメを刺して置きたい筈のシュレク兄弟が動かないのにスレ民がイライラする中、ここでアタックしたのはバッソ。
集団はここで牽制が入ってしまったか、追走するのはペローだけでバッソを行かせてしまう。
痺れを切らせてヴォクレールが飛び出すと残りも合流、カウンターでエヴァンスが飛び出す。
この流れにウランとローランが脱落、ペローも厳しく更にフランクが一旦は振り落とされてしまう。
バッソが再度のアタック、ヴォクレールがとにかく何でも食いつく。結果的ヴォクレールがいちいちチェックに入ることで、総合勢の手助けをしているような状況に。

この日の勝者

結局プラトー・ド・ベイユを制したのは牽制の隙をついて途中で飛び出したヴァネンデール。
Sサンチェスが20秒差で2位、地味ながらじわじわと秒差を詰めてゆく不気味な存在。
総合ではアンディが最後にアタック、数秒稼ぐが百メートル程度で開ける差は僅かなもの。
結局決定的なアタックはかからず、しかしことごとく耐え抜いたヴォクレールが驚きのマイヨキープ。ローランも最後集団に復帰してきたw
ピレネーを乗り切ってしまったヴォクレール、平坦ステージの回復次第ではまさかまさかの展開も有り得るか?


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Last-modified: 2016-01-07 (木) 20:38:41 (3032d)