2011ツール事件簿

わからない用語は用語集にのってるかも



第7ステージ

ル・マンからシャトールーへと南下する、今大会数少ない「ド」の付く平坦ステージ。
しかしこの日もプロトンをアクシデントが襲うことに。

さらばベルギーの英雄

残り124キロ地点でボーネンが静かにプロトンを離れスローダウン。
バイク交換にしては慌てた様子もなく、解説浅田氏の「もしかすると、もしかしますよ」との言葉通りにそのままチームカーへ乗車、リタイヤとなった。
第5ステージの落車後も何とか走り続けていたが限界だったか。

悪夢の前兆

残り48キロで落車発生。巻き込まれたのは少人数だったが、クロイツィゲルやポポヴィッチといった有力?選手が遅れを取ることに。
ギャロパンも加わって3人で仲良くチームカーにドラフティング、ちょっと長時間張り付きすぎでいろいろ危惧する声も。

これはいけません

残り38キロ、数十人単位の大落車が発生。中間スプリントへ向けてペースが上がり始めたプロトンの位置取り争いが原因か。
最大の被害者はウィギンス、鎖骨骨折でリタイアすることとなった。ここまで上々の滑り出しをしていただけに悔やまれる事故。FDJポリオルも同様にリタイア。
そしてここぞとばかりに分断した集団を牽きまくるのはガーミンとレオパード。レオパードはスイスでラボバンクと揉めた一件といい、最早開き直った感。

呪われた電波小屋

一昨日はブライコヴィッチのリタイヤ、昨日はライプハイマーが落車で痛恨のタイムロスと、早くも四天王のうち半分が総合争いから脱落のレディオシャック。
この日は上記の大落車にホーナーが巻き込まれ、暫く起き上がれない状態。何とか走り出したものの、12分41秒遅れのステージ最下位で総合争いからは完全に脱落。
更に落車時に頭を打っており、ゴール後は病院へ直行。明日スタートできるかどうかも不透明な状況。
その上ライプハイマーはこの日もラスト5キロでパンク。タイムを更に3分失っただけでなく、タイヤ交換時に周りで見ていた子供にキャーキャー笑われるという屈辱を味わうハメに。
結局平坦ステージのうちに四天王のうち3人が完全に脱落。消去法でクレーデンをエースにせざるを得ないという悲しい事態。
あまりの不運っぷりにスレ民からは御祓いやホテルに盛り塩を勧める声が上がる。

安心のHTCトレイン

そんな大落車があってもきっちり前方集団に9人全員残したHTCが磐石のレース運びで壁の勝利をお膳立て。
グライペルが果敢に挑むも、自身のマイヨヴェールがかかったジルベールはアシストする気ゼロで孤軍奮闘するハメになり太刀打ちできず。
毎年不調説が囁かれつつ結局毎年勝つ壁、ウィギンスのリタイアは知らなかったらしく、勝利インタビュー中に伝えられ思わず「shit」と吐き捨てる場面も。


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Last-modified: 2016-01-07 (木) 20:38:39 (3024d)