Jiken2011/stage12

2011ツール事件簿 †

わからない用語は用語集にのってるかも

第12ステージ †

1級、超級と越えて、最後は超級山頂フィニッシュのピレネー3連戦最初のステージ。
おそらくここから本格化するであろう総合争いに加え、革命記念日ということでフランス人選手の活躍にも期待。

車貸します、お金も貸します †

レース序盤、集団コントロールを行うのはリーダージャージを要すユーロップカーも含め、モチベーションの高いフランスチームが中心。
先頭ユーロップカー、2番手コフィディスという光景に、「借金して欧州車を借りてくれってことかな？」などと呟くスレ民も。

三十数針縫ってますよね †

1級ウルケット・ダンシザン山岳登りでアタックしたのはシャバネルと何とフーガーランド。
後から合流してきたクロイツィゲルに追い抜かれ遅れてしまうが、車に追突され、有刺鉄線に体を刻まれ、三十数針縫って満身創痍の男とは思えない走り。

すっごいすべるよ！ †

ウルケット・ダンシザンの山頂すぐの下りカーブで逃げ集団SKYトーマスが濡れた路面に後輪を滑らせあわや山菜という落車。
思わず肝を冷やしたり、すばやく倒れそうになったバイクをリカバリーする観客のおっさんに感心したりしている間にリスタートしたトーマスがまたコースアウト。
これだけなら笑い事でギリギリ済んだかもしれなったが…

呪（ｒｙ †

約6分程でやってきたメイン集団、同じコーナーで落車発生。
HTCベリトスやシャック最後の砦クレーデンなどの総合勢がコケ、ヴォクレールもコースアウトして道端の車にぶつかるという惨事に。
ただでさえ背中にケガを負っているクレーデン、何とか集団復帰するも痛々しい姿。
ベリトス、ヴォクレールなどもそれぞれバイクを交換。

牙を剥く超級 †

超級ツールマレーで登り口で集団コントロールはレオパードにチェンジ。
激しいペースアップに集団がバラけるが、その中で新人賞ヘーシンクが遅れてしまう。
アシストが下がって引っ張り上げようとするが先に行けと拒否する状態で完全に諦めムード。
第8ステージの落車で負った怪我の具合が良くならなかったか。
HTCはベリトスがタイミング悪くメカトラで集団復帰に消耗し、更にマルティンがゲロ吐きそうな顔で脱落。平坦で壁のアシストをしつつ総合上位を狙うと言う二兎は流石に無謀すぎた模様。
しかしレオパードは肝心のアンディがアンディる一面もｗ

シャック終了のお知らせ †

残り35キロで耐えに耐えたがクレーデンがとうとう脱落。これにて四天王全員討ち死に。

続けざまに超級 †

ツールマレーの下りでジルベールやヴォクレールが張り切る一面もあったが、一部遅れた選手も合流しつつ最後の登りリュザルディダンへ。
サムエルサンチェスなどがアタックする中、ユーロップカーがペースを落とそうと前に出るが痺れを切らしたリクイガスのシュミットが発進。
鬼引きでガリガリと集団を削り取り、AG2Rロッシュ等が脱落。枚数を残していたコンタのアシストもボロボロと引き剥がされる。

激闘！波状攻撃 †

残り4キロ、逃げ集団でのサンチェス・ヴァネンデールの逃げ切りが濃厚になるなか、総合集団ではアンディのアタックを契機にアタックが活発化。
兄弟の波状攻撃に更に人数が絞られ、エヴァンス、バッソ、コンタらの優勝候補集団にマイヨのヴォクレール、アシストのローランも必死に食らい付く。

意外にもツール初 †

フランクのアタックが決まり、消耗した集団は追えないか差がみるみる広がる。
あくまでも兄・弟の両面作戦で挑むのか、フランクも集団に戻らずひたすら前に走りタイム差を稼ぎに出る。
逃げ切り濃厚と見てペースを緩めていた（牽制していた？）サンチェスとヴァネンデール。
猛追してくるフランクに慌ててペースアップするが、さすが余力を残していたSサンチェスにヴァネンデールはついていけず、Sサンチェスが力強いガッツポーズでピレネー初戦を制した。

三味線じゃなかった †

集団トップの争いはエヴァンス、バッソ、アンディに少し遅れてクネゴが食らい付く。
しかしこれ以上タイムを失えないはずのコンタドールがまさかの失速、4人についていけない。
フランクに33秒、エヴァンス達からも更に13秒失い、いよいよ怪しくなってきた。

驚きの †

先頭から50秒遅れで戻ってきたのは、今日のジャージキープは難しいと誰もが（本人すら）思っていたヴォクレールとローラン。
山岳でアシストに精をつくしたローランにヴォクレールが感謝の意を表し、肩を組んでの感動的なゴール。
流石に精根尽き果てたか、勝者のサンチェスに祝辞を述べにいく場面で脚が攣ったのかヒョコヒョコ。

時間切れ †

最初の1級山岳から既に遅れていたかちゅガリムジャノフ、ちょうど60分遅れのゴール、しかしタイムアウトでツールを去ることに。
ゴール後には顔を手で覆い、ハンドルに突っ伏した場面も。